ゴーヤーを特売/実行委
令和初のキャンペーン/消費拡大、拠点産地PR
5月8日にちなんだ、新元号「令和」初のゴーヤーの日キャンペーン(主催・宮古地区ゴーヤーの日実行委員会)が8日、JAファーマーズマーケット「あたらす市場」で「サンゴの島から育まれた野菜の王! 宮古島産ゴーヤー」のタイトルで行われた。会場には3000袋、約2㌧のゴーヤーを準備。多くの市民が1袋(約650㌘)50円のゴーヤーを買い求めた。
セレモニーは、宮古農林水産振興センター、JAおきなわ宮古地区本部などから関係者約50人が参加。同実行委員会の委員長を務める下地保造JAおきなわ宮古地区本部長が「宮古島は今では全国トップの産地として育っている。各家庭でゴーヤーで食卓を彩り、楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
下地敏彦市長は、今期作のゴーヤーは計画目標の1010㌧を達成。新規生産農家が11戸加入したことを報告した上で「来年度は生産量、販売額の増加が期待できる」と激励の言葉を述べた。
宮古島産の今年度の出荷数量は1047㌧。同宮古地区本部からのゴーヤーの出荷先はほぼ100%が県外(関東70%、関西30%)。
この日は令和初のゴーヤーの日を記念して、5月8日生まれの来店者先着10人に、ゴーヤー5㌔が贈られた。岩本和士さん(38)=平良=は「ゴーヤーチャンプルーにして楽しみたい」と思わぬプレゼントを喜んでいた。
夫婦で来店した平良に住む主婦(50)は「ゴーヤーはほどよい苦みがあり、シャキシャキした歯ごたえが好き。子どもたちも大好き」と笑顔だった。
県産ゴーヤーの消費拡大を目的として、1997年に5月8日を「ゴーヤの日」と定めた。宮古島市は2007年にゴーヤーの拠点産地として認定された。