「黒糖の日」多良間産PR/県、製糖工場
ミネラル分たっぷり
県宮古農林水産振興センターと宮古製糖は「黒糖の日」の10日、宮古空港でキャンペーンを開き、本土からの直行便などで訪れる観光客らに多良間島産の黒糖を配ったり、試食を呼び掛けながらミネラル分たっぷりの健康食品である島産黒糖をアピールした。
毎年5月10日は語呂合わせで「黒糖の日」。県含みつ糖対策協議会が2010年に制定。県内産黒糖を広く内外にPRし、生産振興を図ることが狙い。この日に合わせて各地でキャンペーンが開催されている。
宮古地区キャンペーンには県と宮古製糖の職員が参加して行われた。
東京、関西、名古屋からの直行便到着時間に合わせて到着ロビーで待機し、観光客が出てくると試供品の黒糖や黒糖のレシピブックなどを配布した。
一口サイズにカットした黒糖を試食した観光客からは「とっても甘い」「おいしい」などの感想が聞かれた。
東京都から訪れた岡野雄太さん(44)は「黒糖は大好き。子供のころ良く食べた麩菓子を思い出すし、自然の甘みがとても良い」と笑顔で話した。
キャンペーンには宮古製糖多良間工場の来間春誠工場長も参加。ラジオの公開生放送にも出演し多良間産黒糖の魅力をアピールした。
県内には▽伊平屋島▽伊江島▽粟国島▽多良間島▽西表島▽小浜島▽波照間島▽与那国島-と八つの黒糖工場があり色や形、味、香り、食感などそれぞれの黒糖に個性がある。いずれもミネラル分を豊富に含んだ食品として知られる。