女子単で宮國(平良中3年)が優勝/NHK杯中学生卓球大会
男子は牧志(平良中3年)3位入賞
【那覇支社】第36回NHK杯中学生卓球大会は11、12日の両日、沖縄市で行われた。宮古勢は、女子シングルスで宮國悠乃(平良中3年)が優勝を飾ったほか、女子ダブルスでは宮國・上里みなみ(同1年)が準優勝、砂川風子(同3年)・砂川藍衣(同1年)が3位入賞を果たした。男子シングルスでも牧志侑武(同3年)が3位入賞した。
このほか、女子シングルス準々決勝で宮國との同校対決に敗れた砂川藍衣や、男子ダブルスの牧志・本村凌(同3年)もベスト8に入るなど、宮古勢が好成績を収めた。
女子シングルスの決勝で、宮國は熊田陽茉莉(琉球レオフォルテJr)に3―0のストレートで快勝。表彰式を終え、宮國は「最高にうれしい。相手はダブルスの決勝で負けた年下の1年生だったが、挑戦者の気持ちで試合に臨んだ。リベンジができたので良かった。今度の中体連が最後の大会なので、悔いのないように県大会で優勝し、九州ではベスト8に入って全国大会を目指したい」と笑顔で話した。
女子ダブルスに宮國と組んで準優勝した上里は「中学生になって初めての大会で準優勝となって、うれしい。得意のドライブが何回か決まって良かった。厳しいコースを突かれたので、足を速く動かして踏ん張って打てるように練習したい」と語った。
女子ダブルス3位の砂川風子は「チャンスボールをミスするなど、今の自分の実力が分かった。カーブの種類を増やすなど課題を修正して次の大会に臨みたい」、砂川藍衣は「風子先輩と協力しながら準決勝まで行けて、うれしかった。自分のミスで足を引っ張ることも多かったので、もっと練習して次は優勝したい」と話した。
男子3位の牧志は「優勝を目指していたので、とても悔しい。準決勝ではそんなに緊張しなかったが、練習した通りにうまくいかなかった。今後は攻めのパターンを多くして、対戦相手には強気で行けるよう練習していきたい」
平良中卓球部女子チームの宮良有津己顧問は「この結果は今度の中体連への大きな弾みになる。この大会がデビュー戦となる1年生は自分の力を出せたと思う。悔しい思いをした選手もいるので、より一層練習に取り組んで自信を持たせたい」と語った。