活躍は「キャンプの成果」/チーム土屋
スキージャンプ小林選手 恒例の合宿で宮古入り
葛西紀明選手兼監督が率いる土屋ホームスキー部「チーム土屋」が13日、恒例の宮古島合宿のため来島した。メンバーの一人で、昨シーズン日本勢初となるスキージャンプW杯個人総合優勝を成し遂げた小林陵侑選手はその活躍の要因の一つとして「宮古島キャンプの成果が大きかった」と語り、今回のキャンプについても「やり切りたい」と意気込みを示した。
今回、宮古島キャンプのため来島したのは葛西選手兼監督、小林選手、伊藤有希選手、伊藤将充選手の4人とコーチ1人。日程は6月4日までの日間。期間中の6月1、2日に開催されるビーチバレー宮古島大会にも出場する。
チームは同日、那覇発宮古行きの最終便で宮古入りした。小林選手は昨シーズンを振り返って「宮古島でしっかりとトレーニングができていたし、土屋ホームに入ってから経験をたくさん積んできた。それが発揮できたシーズンだった。宮古島キャンプの成果が大きかったと思う」と昨年のキャンプが総合優勝の一助になったとの考えを示す。
今回のキャンプに向けては「シーズンの始まりとなるので今年もやり切りたい」との思いを語った。
葛西選手兼監督は「やっと第二のふるさとに帰ってくることができたという、うれしい気持ち。早く帰ってきたかった」と笑顔を見せた。
昨シーズンを振り返っては「個人としてはあまり成績は良くなかったが、監督としては小林陵侑が世界一というすごい成績を出してくれたので、すごく喜ばしいこと」と話す。
小林選手活躍の背景としては「5、6月の合宿でしっかりと体力を作って、夏の試合、そして冬の試合につなげることが一番良かったのではないかと思う」との考えを示した。
宮古島合宿については「宮古島でトレーニングすると、全然疲れないという治癒力がある島だと思う。元気良く、けが、故障のない思い切ったトレーニングに励みたい」と語った。