故郷での舞台公演実現/劇団パレイド
洌鎌、仲田さんが出演へ
宮古島出身で現在はいずれも東京を拠点に活動している俳優の洌鎌敏光さん(25)とモデルの仲田克也さん(同)が13日、市役所平良庁舎を訪れ、長濱政治副市長へ今月25日にマティダ市民劇場で上演される劇団パレイドの舞台「大切なもの~ワンヌイミ~」に客員として出演することを報告した。
同舞台は、沖縄戦をテーマに、沖縄へ修学旅行で訪れた高校生の前に一人の老人が現れ、自らが見てきた沖縄戦について語りかける-というストーリー。「ワンヌイミ」とは沖縄方言で「私の夢」を意味する。
同作品はこれまで南城市で2回上演されていて、宮古島は今回が初となる。
平良庁舎を訪れた洌鎌さんと仲田さんは長濱副市長に同舞台に出演することを報告。洌鎌さんは「宮古で演じることが一つの目標だったが、こんなに早く叶えてもらえ驚いている」。仲田さんは「戦争を知らない私たちの世代が戦争を伝えることは難しいことだが、勉強して演じているので、ぜひ戦争を知らない世代にも見てほしい」とそれぞれ語った。
当日は午後1時開場、同2時開演。料金は一般1800円、高校生以下1000円。