04/23
2025
Wed
旧暦:3月26日 仏滅 壬 
社会・全般
2019年5月14日(火)9:00

咬傷事故件数は37件/18年度宮古

狂犬病予防接種率56%


宮古保健所管内の咬傷犬

宮古保健所管内の咬傷犬

 県宮古保健所管内の2018年度における犬による咬傷事故件数(速報値)は37件となり、咬傷犬は43匹となった。件数は前年度と同値となり、他の保健所の数値がまだまとまっていないことから比較はできないが、17年度の37件については沖縄本島の36件よりも多く、八重山の24件を13件上回り、高い数値となっている。狂犬病予防接種率は56%。12日からは市の2019年度狂犬病予防集合注射もスタートしており、関係機関では積極的な接種を呼び掛けている。

 管内における37件の事故件数のうち、咬傷犬については、43匹となり前年度を2匹上回っている。

 発生時係留犬は前年度の28匹から減って17匹。飼い主不明・野犬も15匹から8匹に減っている。

 また、咬傷犬のうち狂犬病予防注射接種済みは前年の9匹から1匹増えて10匹となった。

 咬傷事故件数が多いことについて、同所では「管内においては病院側からの情報提供も含め、保健所に情報が集まる環境が構築されているので数字が出ていると思う。それでも数値は高いので減らしていく努力が必要」と話した。

 咬傷事故件数が多い同所管内における狂犬病予防注射については、年々登録頭数が増加する一方で接種率は下降傾向が続いている。

 2012年度に69%だった接種率は14年度に60%を割り込み58%となり、3年連続で60%を下回った。17年度に61%と再び60%台となるも、18年度は再び56%になっている。

 12日に行われた1回目の狂犬病集合予防注射では94匹が接種。6月30日まで計8回実施することから、積極的な接種が求められている。

 県によると、日本国内では1957年を最後に発生はない。ただ、半世紀にわたって発生がなかった2013年7月に台湾で確認されており、狂犬病の侵入リスクは高まっている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

2025年4月16日(水)9:00
9:00

今年105回の入港予定

クルーズ船、昨年の2倍/平良港   今年一年間に平良港への入港が予定されているクルーズ船の回数は105回で、昨年の52回の2倍になることが那覇港管理組合クルーズ寄港予約管理システムのまとめで分かった。今年は1月1日の「コスタセレナ号」(11万4261…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!