総額17億9900万円/県宮古土木事務所19年度予算
前年度比べ1・25%増/主事業に電線地中化など
県宮古土木事務所はこのほど、2019年度当初予算の事業概要をまとめた。総額は17億9900万円で、前年度(14億4100万円)に比べ3億5800万円(1・25%)増加した。主な事業は県道243号線(通称・マクラム通り)の電線類地中化(1億6100万円)、伊良部大橋橋詰広場の造成、舗装工事(2億5200万円)など。
道路事業は13億1300万円を計上。全体予算の約7割を占め、電線類地中化や道路改良工事、それに伴う用地補償、橋梁の補強・補修事業などが計画されている。
このうち、平良下地島空港線(伊良部・下地島)は延長510メートル、幅員12メートル(片側歩道付)の道路改良工事を実施。事業費は1億9800万円で、内訳は▽工事費1億5000万円▽用地補償費1800万円▽委託業務費3000万円-。
用地交渉が難航していた伊良部大橋橋詰広場は17年度から造成工事を開始した。今年度完了予定で、総面積は7800平方メートル。今年度は2億5200万円を投じて造成、舗装工事を実施する。
橋詰広場は伊良部大橋の伊良部側たもとの空間を造成、舗装するもの。その後、宮古島市が農水産物販売所やレストランなどを配置する「地域振興施設」を整備する計画だ。
そのほか、継続事業として池間大橋橋梁の橋脚補強に2億2000万円を予算化した。
街路事業には2億500万円を計上。マクラム通り線の電線類地中化には1億6100万円を充てる。
同事業は2工区に分かれ①西里工区(北給油所交差点~下里通り交差点)340メートル②下里工区(下里通り交差点~サンエーカママ嶺ヒルズ店交差点)550メートル-の区間で実施する。
港湾事業は、多良間港(普天間地区)航路拡幅に1億4500万円を組み入れた。
船舶の大型化に伴うもので、14年度から事業実施し今年度で完了予定。650メートルにわたり、約80メートルある既存の航路幅を平均で約16メートル拡幅する。