宮古初寄港を歓迎/ダイヤモンド・プリンセス
乗客2666人来島
プリンセス・クルーズ社の大型客船ダイヤモンド・プリンセス号(11万5875トン)が14日午前7時、宮古島に初寄港した。今回のクルーズは神戸港を発着するコースのため乗客2666人のうち1742人が日本人観光客だった。初寄港を歓迎するセレモニーが船内で行われ、ステファノ・ラバラ船長にミス宮古島から花束が贈られた。
ダイヤモンド・プリンセス号は日本で建造され2004年に就航した日本生まれのイギリス国籍客船。全長は290メートル、全幅37・5メートル、乗客定員は2706人。今回の乗客数は2666人、乗組員数は1744人だった。
神戸から那覇を経由して入港した11万トン級の同船は、下崎埠頭(ふとう)に接岸できないため平良港沖に停泊。「テンダーボート」と呼ばれる補助船で順次、乗客を港まで輸送した。
船内で行われた歓迎セレモニーでは宮古島観光協会の池間隆守専務理事が「乗組員、乗船客の皆さんに宮古島の美しい海、自然を満喫してもらい、心に残る楽しい思い出の旅となることを願っている」などとする所用で出席できなかった豊見山健児会長のあいさつ文を代読。ミス宮古島からラバラ船長らに花束が贈られた。
ラバラ船長は歓迎に謝意を示すとともに「初めて寄港できたことをうれしく思う。また宮古島へ来たい」などと語った。
同船は同日午後6時、次の寄港地である台湾の基隆港へ向け出航した。