増頭推進を強化へ/和牛組合平良支部が総会
優良農家も表彰
宮古和牛改良組合平良支部(喜屋武隆支部長)の第39回通常総会が14日、JAおきなわ宮古地区本部ホールであった。増頭運動や競り市出荷牛の削蹄推進を盛った2019年度事業計画を決めた。優良な子牛を生産した農家も表彰した。
和牛改良組合平良支部における前期の子牛1頭平均価格は去勢が75万円、雌が63万1000円だった。販売頭数は1236頭。
通常総会で喜屋武支部長は、増頭運動や家畜伝染病防疫体制強化の重要性を指摘し「今年度も購買者に好まれるよう質、量ともに兼備の活気ある競り市場づくりに向けて組合活動に取り組みたい」と決意した。
総会議案は前年度の事業報告と決算及び新年度の事業計画案と予算案。この2議案のほか、組合費の賦課及び徴収方法についても全会一致で認めた。
新年度事業計画の活動方針には「宮古牛の銘柄の確立を目指した市場性の高い子牛生産の実施、組合組織の強化と活動内容の充実を図る」などと明記し、▽優良子牛の保留推進▽先進地視察研修▽計画交配の推進▽増頭運動の推進強化▽競り市出荷牛の削蹄推進-などを重点事項に定めた。
予算は112万円。収入は組合費約87万円、助成金約12万円などで組んだ。子牛共進会の開催や視察研修などで活用する。
総会後は、子牛共進会で優秀な成績を収めた組合員を表彰した。