宮古地域 県内初の徴収率100%達成/2018年自動車税
収入未済額も6万8000円に圧縮/県、滞納ゼロの島をPR
県宮古事務所(稲福具実所長)は17日に会見を開き、2018年度(現年度)における宮古地域の自動車税の徴収率が100%を達成したことを発表した。同事務所によると、徴収率100%は県内初の快挙として、「滞納ゼロの島」をアピールしながら、徴収率100%の継続にも意欲を示した。
稲福所長は「滞納繰越分を除き年度に課税した分の自動車税の徴収率が100%となり、未納額がゼロになった。これは県内でも初めての素晴らしい快挙」と喜んだ。
さらに、滞納繰越分も前年度の18・6%から大幅に増加し34・2%。現年度と滞納繰越を合わせた合計の収入率は前年度から0・2ポイント増加して99・9%となった。
同年度における宮古地域の調定件数は1万5354件で、調定額は4億7228万3700円だった。
宮古地域における自動車税の収入率(現年度)は、12年度の99・4%から上昇し続け、15年度から17年度の3年間は99・9%を維持し、18年度には初の100%を達成した。
徴収率の上昇に伴い、収入未済額(未納額)も年々減少し、18年度の未済額は前年度の108万8000円から102万円減の6万8000円に圧縮される見込みとなっている。
未済額の減少について、稲福所長は「5年前の13年度は503万6000円だった。それ比べて18年度は分の1にまで圧縮できたことがすごい」と話した。
徴収率100%達成の要因について、同所では「好景気の宮古地区においては、所得の上昇もあり、生活が困窮して払えないとするケースが以前よりも減っている。さらに、納税意識も高まっていると思う」と分析している。