スポーツ
2019年5月19日(日)8:55
適正スピードで楽しく/マスターズ陸連
科学的トレーニング講習
「ランナーのための科学的トレーニング」(主催・沖縄マスターズ陸上競技連盟)が18日、市陸上競技場で行われた。琉球大学医学部博士で同連盟の尾尻義彦副会長を講師に招いて、それぞれの体力に合った適正スピードや楽楽ランニングなどについて講話した。
尾尻教授は「ランニング・トレーニングに必要なのは適正スピードで行うこと」と話し、エネルギー生産の仕組みから乳酸がたまると疲労することと乳酸が単なる疲労物質ではなくエネルギーの材料にもなることを講義した。
その上で、12分で走った距離を公式に当てはめてLT(乳酸蓄積ポイント)スピードとOBLA(乳酸をエネルギーとして有効利用)スピードの値を表を使って説明。LTスピード~OBLAスピードの間が適正スピードになることを教えた。
また楽楽(楽しく楽に)ランニングで走って健康になることを勧め「仲間と楽しく走ることがポイント。宮古はスポーツが盛んな土地柄なので、きつい練習でも励まし合って頑張ってほしい」とエールを送った。