総販売額8億8000万円/18年度JA野菜・果実
前年度比6400万円増加/カボチャなどが押し上げ
JAおきなわ宮古地区営農振興センターは21日までに、2018年度にJAで取り扱った野菜・果実の販売実績をまとめた。総販売額は8億8013万円、前年度実績を6430万円(8%)上回った。冬場の日照不足、長雨など気象条件に恵まれなかったが、ゴーヤーやカボチャ、トウガンが全体の販売額を押し上げた。同センターは「計画の10億円には達しなかったが、前年より数量、販売額を伸ばせた」と総括した。
全品目の出荷総量は2567トン、計画した2707トンには140トン(5%)届かなかったが、前年度より351トン(16%)増えた。販売額は計画比では1億1987万円及ばなかったが、前年度比では上回った。
品目ごとにみると、ゴーヤーが好調に推移した。出荷量は前年度の実績と比べて177トン(20%)も多い1047トンで、販売額は2345万円増の3億6600万円となった。
カボチャは478トンを出荷した。販売額は1億6447万円と2番目に多かった。対前年度比で見ると出荷量は10%増えたが、販売額はほぼ横ばいだった。
今年1月に拠点産地に認定されたサヤインゲンは、出荷量は対前年比で16トン増の89・4トン、販売額は575万円増の7442万円となった。
果樹類ではメロンの出荷量が31・8トンで販売額は1783万円となった。マンゴーは出荷量が前年度と比べ13トン減の40・6トンで販売額は4736万円を割り込んだ。
同センターは「ゴーヤーやカボチャといった主力品目が伸びていることも大きい。拠点産地に認定されているサヤインゲンなどの生産量を上げて、数量・販売額ともに目標を達成したい」とした。