11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
教育・文化
2019年5月24日(金)8:57

27日に登録認定書伝達/ユネスコ無形遺産 「宮古のパーントゥ」

ユネスコ無形文化遺産に登録された島尻のパーントゥ=島尻(資料写真)

ユネスコ無形文化遺産に登録された島尻のパーントゥ=島尻(資料写真)

 ユネスコ無形文化遺産に登録された「宮古島のパーントゥ」など8県10行事からなる「来訪神 仮面・仮装の神々」の登録認定書伝達式が27日、東京の文化庁で行われる。宮古島市からは下地敏彦市長、宮良保島尻自治会長、平良孝一郎野原部落会長らが参加する。

 昨年月、沖縄県の宮古島のパーントゥ、秋田県の男鹿(おが)のナマハゲ、鹿児島県の甑島(こしきじま)トシドンなど8県10行事はユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産登録が決定された。

 「宮古島のパーントゥ」は、島尻の「パーントゥ・サトゥプナハ(里願い)」と野原の「サティパロウ(里祓い)」を合わせた総称。古くから伝承される祭祀で、1993年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

 島尻の仮面をつけた来訪神は3体で、全身にシイノキカズラ(方言名キャーン)をまとって泥を塗り、杖を持って集落内に出現する。住民らに泥を塗りたくって厄除けし、無病息災や福を招く。

 一方、野原のサティパロウでは、パーントゥの仮面をつけた男の子や小太鼓を打つ子どもとホラ貝を吹く子どもが先頭を歩く。後ろからは女性たちが頭や腰に植物を巻き、小枝を手に持って続く。小太鼓やホラ貝の音に合わせ「ホーイ、ホーイ」と唱えながら集落内を練り歩く。交差点では円を作り「ウルウルウル」と唱えて厄を払い、招福する。 宮良会長は「まだ喜びの実感が湧いてこない。登録認定書伝達式で喜びをかみしめたい」と語った。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!