宮古で初の聖火リレー/東京五輪、ルート発表
下地市長「盛り上げていきたい」
【那覇支社】東京2020オリンピック聖火リレー県実行委員会は1日、県内で行われる聖火リレーのルート概要を発表した。宮古島市では2020年5月3日に聖火リレーを実施する予定で、下地敏彦宮古島市長は本紙の取材に対し「宮古が初めてオリンピックの聖火コースになった。皆でお祝いし、東京オリンピックを盛り上げていきたい」と語った。
2020年東京オリンピックで使用される聖火は、来年3月12日にギリシャのオリンピア市で採火され、同20日に日本へ到着する予定。同26日からは福島県を皮切りに聖火が全国をリレーされ、県内では来年5月2、3の両日に聖火リレーが行われる。その後も聖火は全国各地を巡り、来年7月24日の開会式を迎えることになる。
県の担当者は、県内でのルートについて「1964年の東京オリンピックの際は、沖縄本島だけで(聖火が)走った。離島が含まれていなかったということで、宮古・八重山から要望があった。できるだけ離島を含めるようにした」と強調した。ルートの詳細は今年12月末に発表されるという。県は、沖縄都市モノレール「ゆいレール」でのリレーも検討している。
県内で聖火リレーが行われるのは合計14市町村。ギリシャで採火された聖火から分けた「親の火」「子の火」を用意し、宮古や八重山などでは事前に「子の火」を輸送してリレー時に使用するという。
県内で走る聖火ランナーは1日当たり約80人で、宮古島市で聖火を持って走るランナーの数については、今後検討する。
また、今年7月1日から8月31日まで県実行委員会が聖火ランナーを公募することも発表された。聖火ランナーとして県内で予定されている約160人のうち22人以上を公募で決定する。