税務行政の効率化に貢献
宮古島税務署が市へ感謝状贈呈
宮古島税務署の古謝敏也署長らは5日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、2017年1月から開始された所得税などの確定申告書の税務署へのe-tax送信でのデータ引き継ぎ割合が同市は県内でも上位にあり税務行政に貢献しているとして感謝状を贈呈した。
所得税などのデータ引き継ぎは宮古島市では17年分から実施し、621件中102件だったが18年分は721件中403件と利用が拡大している現状などが評価されたもの。また、多良間村にも贈られる。
これまで申告書は紙ベースで引き継ぎされていたがデータで引き継ぎすることで▽源泉徴収票等の申告書への添付▽マイナンバーカードの写しの添付-などが省略されるほか、各市町村から税務署へ申告書の搬送などが不要となり、行政の効率化が図られることで住民サービスの向上にもつながるという。
贈呈の席で古謝署長は「慣れない中で苦労したと思う。今後も電子化が進めばさらに事務効率につながると思うのでこれからも協力を願う」と述べ、下地市長は「できるだけ簡素化したいと取り組んできた。評価していただきありがとう」と話した。