力士6人と相撲交流/時津風部屋、漲水慰問
宮古島合宿、15日まで
大相撲時津風部屋の正代ら力士6人が8日午後、漲水学園(奥原一秀園長)を慰問し、子供たちと綱引きをしたり、相撲を取ったりして交流を深めた。時津風部屋は同日から宮古島合宿を始めている。15日まで滞在して力と技を磨く。
この日学園を訪れた力士は、正代のほか、豊山、濱豊、豊清水、柏王丸、陽翔山の6人。綱引きに登場したのは柏王丸で、子供5、6人が束になって綱を引っ張ってもびくともしない力を見せて驚かせた。
相撲で胸を貸したのは豊清水だった。いくら押しても動かない巨体に子供たちは悪戦苦闘。それでも最後は数人がかりで押し倒し、跳び上がって喜んでいた。
参加した児童は「大きな体にびっくりしました。僕たちもご飯をたくさん食べてお相撲さんのように大きくなりたいと思います」と約束した。
相撲で子供たちと交流した豊清水は「子供たちと遊ぶのは本当に楽しい」と満足した様子。合宿では「毎日の稽古に一生懸命に励みたい」と飛躍を誓った。
漲水学園の奥原園長は「子供たちが楽しく笑顔で遊んでいたのが何より。力士をこんなに近くで見ることができて、触れることもできる。こんな経験はなかなかできないことで、時津風部屋の慰問は本当にありがたい」と感謝した。その上で、「実りある合宿を期待している」と話した。