社員対象に救命講習会/南西楽園リゾート
心肺蘇生の仕方学ぶ
南西楽園リゾートは11日、ブリーズベイマリーナアネックス館で救命講習(初級)を開いた。市消防本部の職員4人が指導。参加した社員22人は、一次救命処置の心肺蘇生の仕方、AED(自動体外式細動器)の扱い方について習得した。
同本部警防課応急手当指導員の山内歩さん、宮國渚さん、前泊真季さん、羽地勝俊さんが人形を使って分かりやすく指導した。
山内さんは「突然、目の前に心肺停止状態の人がいた時、救急車を呼んで救急車が来るまでの間、心肺蘇生を行うことで命が助かる可能性は約2倍に上る。そのため心肺蘇生は重要である」と強調した。
さらに「宮古島では昨年、救急車を呼んで救急車が現場に来るまでは平均約10分かかった。約10分間、心肺停止や心臓の動きが止まった人をそのままにしておくと、命が助かる確立は5、6%と言われている」と説明した。
社員らは、人形を使って実技に挑戦。一人一人が胸を強く圧迫する胸骨圧迫と、口から肺に息を吹き込む人工呼吸などを行った。
同リゾート総務部の荒井力さんは「お客様に何かあった時、迅速に対応し、身の安全安心を確保する」と話した。