宮総実、3種目で団体優勝
県高校商業実務競技大会
珠算・電卓・ワープロ技能
第57回県高校商業実務競技大会(主催・県商業教育研究会)が8日、浦添商業高校で開かれた。県内16校から282人が参加し、珠算や電卓競技など6種目で日ごろの学習の成果を競い合った。その結果、宮古総合実業高校が初めて珠算・電卓・ワープロ技能の部の3種目で優勝を飾り、松川千夏さん(3年)ら2人が個人の部で優勝するなど、快挙を成し遂げた。生徒たちは金メダルを胸に三つの優勝旗を掲げて凱旋(がいせん)した。優勝した団体・個人は九州・全国大会への出場権を獲得した。
この大会は、商業教育を学ぶ高校生の、珠算・電卓による計算能力と技術、ワープロ、簿記、情報処理の知識・技術の向上を目指すもの。併せて日ごろの学習の成果を発揮する場とし、有能な産業人を育成することを目的に開催されている伝統的なイベント。
大会結果報告が13日、同校で行われた。珠算の部の団体(3人)・個人の部で優勝を決めた松川さんは「優勝を目指し、学習のレベルを上げて取り組んだ。優勝できてうれしい」と感無量の表情で語った。
平良日花莉さん(3年)は、電卓の部の団体(3人)・で優勝し、個人の部は4位入賞。「優勝を目標に頑張ってきた。九州・全国大会でも頑張る」と気持ちを引き締めた。
ワープロ技能の部の団体(3人)・個人の部で優勝を果たした宮国星音君(3年)は「優勝できて、非常にうれしい。九州・全国大会では悔いのない結果を出したい」と決意を新たにした。
平良淳校長は、生徒たちの頑張りをたたえた上で
「九州・全国大会でも力を発揮し頑張ってください」と激励した。