個性的な外観お目見え/未来創造セ、8月開館へ
宮古島市未来創造センターの建設工事が追い込みに入った。建物の周囲を覆う工事用の足場が次々と外され、外観が姿を見せ始めている。当初は7月上旬の開館を予定していたが、慢性的な人手不足等の事情が重なり、今の開館予定日は8月17日。この日から市民の利用が可能になる。
旧宮古病院跡(平良東仲宗根)に建設中の同センターは当初、子供たちが夏休みに入る前の開館を予定していた。だが、作業員の人繰りで工事が遅れ、開館も1カ月ほど後ろにずれた。
市振興開発プロジェクト局によると、建物自体は7月いっぱいに完成する。その後、開館日までには外構工事も終わる見通しだ。
同センター建設は総事業費54億2200万円を投じたビッグプロジェクト。図書館と中央公民館の持つ機能と効果を相乗的に発揮できる併設館となる。
敷地面積は2・3㌶、建築面積は7923平方㍍ある。三階建て構造で延べ床面積は1万2010平方㍍と大きい。駐車スペースは約210台を確保した。
1階に中央公民館の多目的ホールが設置される。観覧席は300席。舞台も備えられ、控え室もある。防音が施されたスタジオは3部屋が設置されている。
研修室や調理室、和室もあって、市民のサークルなどで利活用される。
2階部分は図書館の一般開架エリアとなる。子供専用のコーナーもある。この階には喫茶店も設ける。3階には専門書を置き、学習スペースも確保した。蔵書数は約15万6000冊。
2013年度に基本設計を定めてから6年。市が生涯学習拠点施設に位置付ける未来創造センターが、あと2カ月で開館する。