社会・全般
2019年6月21日(金)8:56
海保、消防が救助訓練/マリンレジャー中の事故想定
宮古島海上保安部(山戸義勝部長)と市消防本部(来間克消防長)は、マリンレジャースポットでの事故を想定した救助訓練を20日、城辺友利の博愛漁港で行った。海保の巡視船「はりみず」から15人(潜水士5人)、消防の水難救助隊員8人(潜水士6人)が参加し、合同訓練で連携強化を図った。
訓練は海岸沖合の浅瀬岩場に遊泳者が取り残された想定で実施された。「近距離もやい銃」でロープを発射し、海保の潜水士が遊泳者にロープを掛け、陸地から引っ張り救助した。
消防は潜水士が遊泳者を浮き輪付きの担架に乗せ、海の深さや足場の安全を確保しながら搬送した。
はりみずの熊井久巳船長は「観光客の増加に伴い、海難事故の増加も予想される。一つの機関だけでなく消防と協力、連携することでより安全な救助活動ができる」と話し「観光客は体調や天候などを考え、無理をしないこと。観光業者やマリンレジャー業者などから情報を得て、安全に楽しんでほしい」と呼び掛けた。