伝統継承に決意/上布保持団体が総会
19年度予算案など審議
宮古上布保持団体の2019年度定期総会が21日、市役所平良庁舎で開かれ、18年度の事業や決算の報告、19年度の事業計画案や予算案について審議した。伝承者養成講習は継続する。会員らは宮古上布の伝統継承に決意を新たにした。
保持団体の新里玲子代表は「会員は22人。90歳の洲鎌ツルさんを先頭に当団体はかなりのキャリア集団。全国でも各団体高齢化が進んでいるが、当団体は若い人も多く活発な活動もできている。伝承者が多くの事に関わっていることで自己啓発、意識の向上につながっている」と述べた。
今年度は市民文化祭織物部会出展、全国重要無形文化財保持団体協議会久留米大会参加、作品展、ミニ巡回作品展などを計画している。年間を通して行う補助事業の伝承者養成講習は今年度も図案・手括(くく)り、染色、織り、洗濯・砧打ちの4部門で実施する。
予算は一般会計が52万9000円、補助事業経費が853万5000円。
役員改選では新里代表、砂川猛代表代理と理事・会計は再任され監査のうち池間ヨシ子さんに代わって平良洋子さんが選任された。