観光客200万人目標/宮古島市
第2次振興基本計画策定
宮古島市が、第2次観光振興基本計画をこのほど定めた。計画期間は2019年度から28年度までの10年間で、年間の観光客数の目標を200万人に、観光消費額は949億円に設定している。21日の市議会6月定例会一般質問で、楚南幸哉観光商工部長が濱元雅浩氏の質問に答えた。
第2次振興計画の施策方針には、▽エコアイランド宮古島から世界に誇れる観光ブランドづくり▽観光を基軸とした地域経済の構築▽満足度向上につながる受入基盤・環境の整備と情報発信▽市民主体による観光まちづくり-を据えた。
これらの施策を着実に遂行するために、観光推進協議会を7月に設置する。市をはじめ、国、県、観光協会、商工会議所、観光関連事業所などで構成し、官民連携で取り組む。
一般質問で、楚南部長が計画の概要を説明した。観光客数に関しては空路105万人、海路95万人の計200万人を目標に挙げた。
将来的に必要とされる宿泊客室数については、「県が目標値として出している平均滞在日数より試算した場合、5000室以上は必要になるのではないかと予想している」と述べた。