老朽水道管改良工事進む
19年度は上野地区でも実施/漏水時料金50%減免も
老朽化が進んでいる宮古島市内の水道管の漏水対策として市上下水道部では最も古く敷設された池間島の水道管など改良工事を進めており、今後も上野や城辺保良地区で改良工事を行う方針だ。市議会6月定例会の一般質問で前里光健氏の質問に答えたもので、同部では「水道管の老朽化などに伴い漏水時には漏水量の半分を減免する制度もあるため相談してほしい」と呼び掛けている。
市内の水道管総延長は520㌔で法定耐用年数の40年を過ぎているのは約37%にあたる196㌔(2018年12月末現在)となっている。現在は「宮古島市水道施設整備計画(17年度から26年度までの10年間)」に基づいて耐震化を含めた改良工事が行われており、最も古く敷設された池間地区(1972年)を2018年度から19年度にかけて改良工事を実施しているほか、19年度は上野ガーバリ地区、次年度は保良地区でも改良工事をしていくという。
同部では漏水の発見が困難な地下の埋設部分、コンクリート内などの漏水が減免処理基準の適用範囲内で、減免は漏水量の50%となっていると説明した上で、「普通に使用していて水道料金がいつもより高くなった場合には、家の中のガランや蛇口を閉めて水を使用していない状態でメーターの動きを確認してほしい。その状態で動いていた場合には漏水の可能性もあるため市上下水道部に調査を依頼してほしい。漏水の場合は減免措置に当たる可能性もある」と説明した。