「サンエーパルコ」がオープン
94店舗が県内初出店
【那覇支社】大型商業施設「サンエー浦添西海岸パルコシティ」は27日午前9時、グランドオープンした。売り場面積は約6万平方㍍と県内最大級で、県内初出店の94店舗を含む250店舗が出店した。那覇空港から約12㌔という交通利便性と西海岸の海に面している立地を最大限に生かし、県内客のほか国内外の観光客の集客を目指す。
同施設は、サンエー(上地哲誠社長)と同社とパルコの合弁会社「サンエーパルコ」(上地文勝社長)が運営する。投資額は約400億円で、地上6階建てで1~3階が商業フロアとなっている。施設併設の無料駐車場は4000台が確保されている。
1階には食品総合スーパーや化粧品コーナーのほか、沖縄土産や県内の特産品を扱う店舗など72店舗がそろう。2階にはセレクトショップや海外ファストファッションなどをメインとする93店舗。3階には最新鋭の映画館や総合楽器店など85店舗が入居している。
また、各フロアの飲食店エリアからは西海岸の海を見渡せ、景色を望みながら食事を楽しむことができることも特徴の一つになっている。
オープンを待ちわびていたという新城幸佑さん(25、平良下里出身)と妻の綾香さん(24)=那覇市=は「これまで沖縄に無かったメンズブランドの洋服屋さんや、子ども服のお店が近くに出店してくれてうれしい。これから買い物を楽しみたい」と話した。
また、好きなブランドが出店しているので訪れたという玉城広美さん(53)=那覇市=は「国内外の服飾関係の店舗が充実していてとても喜んでいる」と笑顔を見せた。
初出店となる店舗は、スペインのファストファッションブランド「ZARA」(8月オープン予定)や米ファッションブランド「GUESS」、ベビー用品店「アカチャンホンポ」、コーヒー店「上島珈琲店」、ラーメン店の「一風堂」などが軒を連ねている。