今年度入域目標130万人/観光協会総会
受け入れ体制の充実を/連携し誘客プロモ展開
宮古島観光協会の定時総会が28日、市内ホテルで開かれ、2019年度の事業計画や収支予算を審議し、承認した。事業計画では好調な入域観光客をさらに伸長させるため「関係機関と連携を強化し、受け入れ体制の充実を図り、効果的な誘客プロモーション活動を展開する」などとし、「入域観光客数130万人を目指す」と掲げた。
豊見山健児会長は「昨年度は114万人を達成し5年連続で過去最高を更新した。114万人のうち45万人は海外クルーズ船でのインバウンド。入域客の4割はインバウンドということになる。日本の人口が横ばいの中、インバウンドを強くして目標の観光客130万人を目指して頑張っていこう」と呼び掛けた。
総会では18年度事業報告、決算報告、19年度事業計画、予算などを審議し、承認した。事業では▽誘客宣伝▽イベント▽印刷物製作▽研修▽観光地浄化対策▽観光案内▽調査研究-などを計画している。県受託事業の離島観光活性化事業や市から観光感謝祭の実施、クルーズ船受け入れ業務を受託する。
18年度の宮古島への入域観光客は前年度比15・65%増の114万3031人で5年連続で過去最高を更新している。外国クルーズ船の寄港増、本土直行便の増便や機材の大型化がある。下地島空港ターミナルが開業し格安航空会社(LCC)の就航も大きな要因。さらに民間投資が旺盛でホテルやリゾート施設の建設が拍車を掛けている。これらを背景に今年度入域目標130万人達成に向け事業展開を図るとした。
総会後は会員懇親会が開かれた。沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長も顔を見せた。