312万円の黒字計上/池間漁協総会
累積赤字1431万円に縮小
池間漁業協同組合(與那嶺大組合長)の2019年度通常総会が28日、池間公民館で開かれた。組合員らが参加し、2018年度業務報告書など全6議案を承認した。当期は312万円の黒字を計上し、累積赤字を1431万円に縮小した。2年連続の黒字決算。新しい代表理事組合長の選出で與那嶺組合長(65)が再任された。2期目。任期は3年。役員選任前に與那嶺組合長は「黒字は、会計処理見直しが大きな要因」と述べた。
18年度事業概況によると、購買事業で4万円、受託販売事業53万円、製氷冷凍事業164万とそれぞれ赤字を計上した。
事業外収益では受け入れ補助金28万円、外国漁船操業等調査監視助成金4438万円、賃貸料52万円などを計上した。
與那嶺組合長は「赤字を圧縮できたことは、自助努力で経営できたことである。今後とも経営健全化を目指し頑張りたい」と決意を新たにした。
新年度の事業計画では重点項目として▽漁獲物の集出荷体制を確立し、販売事業の強化を図る▽「活けシメ魚」を徹底して取り組み池間島の魚ブランド化を推進する▽販売手数料の増加を図るため、浜売り手数料を徴収し経営改善を図るーなどを挙げた。
任期満了に伴う役員選任では推薦会議で推薦された理事5人、監事2人が承認された。総会終了後、理事・監事会が開かれ、新しい代表理事組合長に與那嶺さんが就任した。
新役員は次の通り。(敬称略)
【理事】代表理事組合長=與那嶺大(65、組合員外)
理事=上里奬(72、正組合員)▽勝連見治(66、同)▽三木康弘(55、同)▽長嶺悟(57、同)
【監事】仲間正弘(54、正組合員)▽川上直樹(70、准組合員)