有効求人倍率1・51倍/ハローワーク
前年同月14カ月連続上昇
宮古公共職業安定所(ハローワーク宮古、伊福美香所長)は28日、2019年5月の一般就職紹介状況を発表した。それによると有効求人倍率は先月の1・45倍から0・06ポイント増加し、前年同月に比べて0・01ポイント上昇の1・51倍となり、前年同月比で14カ月連続の上昇となった。同所管内では2016年5月から37カ月連続で1倍以上で推移している。
新規求職申込件数は240件で前年同月比29件(13・7%)増と3カ月連続の増加。月間有効求職者数は926人で51人(5・8%)増加した。新規求人数は527人で94人(21・7%)増と2カ月連続の増加となり、月間有効求人数は1395人で84人(6・4%)増となった。就職件数は149件で10件(6・3%)減少した。
新規求人を主な業種で見ると、増加したのは運輸業が6人から29人(383・3%増)、卸売・小売業が19人から60人(215・8%増)、生活関連サービス業・娯楽業が26人から58人(123・1%増)となった。一方、減少したのは食料品製造業で28人から15人(46・4%減)、製造業が40人から30人(25・0%減)、サービス業(他に分類されないもの)が53人から40人(24・5%減)、公務・その他が30人から18人(40・0%減)となっている。
伊福所長は「雇用情勢は引き続き好調に推移していると判断している。在職中でも転職したいという人もいる。辞められると人手不足に陥るため、企業の皆さんには働き方改革を進めてもらい、働きやすい職場環境の整備に努めていただくことも重要になってくると思う」などと述べた。