池原さん最優秀賞/県学校農業クラブ大会
宮総実 出場44人が報告/意見発表の部で九州大会へ
豊見城市で開催された第67回県学校農業クラブ連盟大会(主催・同クラブ連盟など)に出場した宮古総合実業高校の選手団44人が29日、帰島した。大会では意見発表の部Ⅰ類(生産・流通・経営)で池原楓梨さん(生物生産科2年)が最優秀賞に選ばれた。空港では保護者や学校関係者が出迎え、生徒たちの活躍を喜んだ。池原さんは8月に沖縄本島で行われる九州大会に出場する。
同大会は、農業クラブ活動の成果を発揮し、農業高校の生徒としての資質の向上を図り、会員相互の連帯と友情を深めながら、地域農業の進展に役立てることを目的に開かれた。県内の農業系学科がある高校の宮総実、八重山農林、久米島、北部農林、中部農林、南部農林の6校が参加した。
初出場で最優秀賞を獲得した池原さんは「拓け未来! 皆が輝く畜産経営を目指して」と題し、自身の父が畜産関係の仕事をしていることもあり、畜産経営について、女性農家に話を聞くなど実際に体験した内容を発表した。
池原さんは「(最優秀賞に)まさか選ばれるとは思っていなかったのでうれしい」と笑顔で話し、「今回の発表で課題も見つかったので九州大会ではしっかりと解決して臨みたい」などと語った。別部門で入賞した野原琉玖君(生物生産科3年)、下地来夢さん(生活福祉科2年)もそれぞれ大会での感想を述べた。
選手団を出迎えた同校の伊波浩教頭は「皆さんの顔を見ると十分に力を出し切ったと思う。これが最後というわけでは無く、この経験を忘れずに学校生活に生かしてほしい」と述べた。
大会結果は次の通り。(敬称略)
【意見発表の部Ⅰ類(生産・流通・経営)】最優秀賞=池原楓梨【家畜審査競技】優秀賞=野原琉玖【大会スローガンの部】優秀賞=下地来夢