協力企業を審査、認定/エコ推進本部
評価制度導入、情報発信へ
市のエコアイランド宮古島推進本部(本部長・下地敏彦市長)の2019年度第1回会合が1日、市役所平良庁舎であり、民間のエコの取り組みを評価する制度の導入について一定の方向性を確認した。協力企業を審査の上で認定し、エコ推進に係る情報を発信してエコアイランドのブランド化につなげる。認定には3階級を設け、最高位の企業には「ゴールドスター」の認証が与えられる。早ければ年度内にも導入する。
エコアイランド推進企業を認定する制度は、市民や観光客に接する機会が多い企業の民間力に着目。さまざまなシーンで情報を発信してもらい、エコアイランドとしてのブランド化を図る。これに伴う民間での取り組みの促進も狙う。制度名は「エコアクション・カンパニー認定制度」。
制度の概要として認定は3階級。ブルースター、シルバースター、ゴールドスターに分類し、それぞれに設定される審査基準をクリアした企業を認証する。
ブルーの審査基準は、賛同表明や店頭でのステッカー貼付、ホームページのリンクで認定の流れ。シルバーはブルーに加え、審査基準表に基づき点数化し、規定に達すれば認定する。
ゴールドの審査はさらに厳しく、シルバーの基準を満たした上で、社会的貢献度等が審査対象となる。ゴールドの認定は早くても次年度以降の見通しだ。
認定されたブルーの企業はオフィシャルサイトへ掲載、シルバーはエコアイランドの取り組みがブログ記事としてオフィシャルサイト及びエコ広報誌に掲載される。ゴールドはシルバーの特典に加え、動画を制作してサイトに載せる。
具体的な制度設計は担当課で詰めるが、推進本部ではこういった制度の概要と方向性を確認した。
また、持続可能な宮古島の実現に向けた人材育成プログラムの開発にも着手する方針を決めた。小学校から中学校まで連続性のあるプログラムを全校で実施することが柱で、今年度はワーキンググループを設置して基本計画をまとめる。