夏の味覚召し上がれ
郵便局から全国出荷
マンゴー、パイン 園児「甘~い」
宮古郵便局(崎原秀雄局長)の「宮古島産マンゴー・パインゆうパック出荷式」が5日、同郵便局で行われた。職員や生産農家、県、市の関係者らが参加し、夏の味覚の本格的な出荷シーズンの到来を喜びながら、さらなる消費拡大に期待を寄せた。また、式を盛り上げた花園保育所の園児たちには島産果実が振る舞われ、「甘~い」「おいしい」などの感想が聞かれた。
同局によると、昨年の出荷実績(6~8月)は、期間全体で2万7549個。今年も同量程度の出荷を見込んでいる。
また、近年人気が上がっている宮古島産パインについても約2000個の出荷を見込んでいる。
出荷式で崎原局長は「マンゴーに対する情熱と愛情、そして栽培技術の向上に向け日々努力を重ねた結果、島産のマンゴーは高く評価され、ブランドを確立した。ゆうパックの取り扱いも年々上昇しており、全国の皆さんに島のマンゴーとパインを安心、安全に届けたい」と述べた。
県内外にマンゴーをPRするイベント「マンゴー共和国」大統領の下地敏彦市長も「島の太陽の光を受けたおいしいマンゴーとパインがゆうパックで全国に届けられることで、島産果実の知名度アップにつながることを期待している」とあいさつした。
マンゴー生産農家を代表して辺土名忠志さん(へんとな農園代表)は「南国の日差しをたっぷり受けて今年もおいしいマンゴーになった。これから全国に出荷されるマンゴーが迅速かつ安全に届けられることを願っている」と述べた。
次いで関係者によるテープカットが行われたほか、横一列に並んで全国に発送されるゆうパックを順々に手渡し、車両に積み込み、車両は全員に見送られ出発した。
オープニングセレモニーで元気なダンスを披露した花園保育所の園児たちは、試食用のマンゴーとパインを口いっぱいに頬張りながら「とっても甘い」「うまーい」と笑顔で話し、両方の味を比べていた。