プラザ棟進捗率40%/市リサイクルセンター
来年4月に供用開始
市が平良西仲宗根のクリーンセンタ-敷地内に建設を進めている市リサイクルセンター建設工事(プラザ棟)の進捗(しんちょく)率は6月末現在で約40%となっている。市振興開発プロジェクト局によるとスケジュールは順調で、「11月末までには環境衛生課へ引き渡しできる」と話した。事業費は4億9968万円。鉄筋コンクリート2階建て。工期は2019年11月30日までで、供用開始は20年4月の予定。
同施設は、建築面積853平方メートル、建築延床面積1673平方メートル、鉄筋コンクリート2階建て。
11月30日までに建物建築工事が完了し、12月に外構工事に着手、1~2月で展示物などソフト面の充実を図っていくという。
施設は民間団体への外部委託を基本とするが、供用開始から2~3年間は市直営とする方針。
機能としては▽修理・再生機能(家具工房、自転車工房)▽展示・提供機能(再生品展示、不用品情報交換、フリーマーケット)▽情報提供・学習(リサイクル体験、各種教室)▽地域活動の支援(講演会、イベント、地域活動)-。
リサイクルに関する講座やイベントの開催、施設見学、リサイクル品再利用による貸し出し、無償提供、販売などを行う。
下地敏彦市長は「今まで転勤等の時期にはまだ十分に使えるものまで廃棄物として捨てられており、もったいないと思っていた。もう一度皆が使えるよう手を入れることでしっかりと再利用ができる。リサイクルセンターを利用することでものを大切にする気持ちが高まれば」と話した。