きょう、選挙戦最終日/参院選
各陣営「打ち上げ式」へ
【那覇支社】21日に投開票される第25回参議院議員選挙は、きょう20日で17日間の選挙戦に幕が下りる。沖縄選挙区で、事実上の「一騎打ち」となっている新人でシンバホールディングス前会長の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=と、同じく新人で「オール沖縄」が推す琉球大学名誉教授の高良鉄美氏(65)=無所属=は県内全域で激しい選挙戦を繰り広げている。
両陣営は、総決起大会に国会議員の応援弁士が駆けつけるなど、有権者の支持拡大と支援を求めてきた。宮古島市でも、両氏は11日に総決起大会を開催。安里氏はマティダ市民劇場で、高良氏はJAおきなわ宮古地区本部大ホールで、勝利に向けて支持者らが気勢を上げている。
選挙戦も残り2日となった19日、安里氏は候補者カーで那覇市内の市営、県営団地を巡り、団地内でスポット演説を行うなどして支持を訴えた。
一方の高良氏は、沖縄市内で有権者の支持拡大に努め、同市の安慶田交差点など主要交差点でスポット演説などを行った。
両陣営の打ち上げ式は、安里氏が20日午後6時半から同氏選対本部の「いとみね会館」(那覇市牧志)前で、高良氏が同日午後6時から県立博物館・美術館(那覇市おもろまち)前で行う予定。
参院選の沖縄選挙区には、新人で非常勤職員の磯山秀夫氏(72)=NHKから国民を守る党公認=、同じく新人で辺野古商工会理事の玉利朝輝氏(60)=無所属=も立候補している。
また、比例代表には、社民党から仲村未央氏(47)、自民党から比嘉奈津美氏(60)、共産党からは島袋恵祐氏(32)が出馬している。
県選管によると、3日現在の選挙人名簿登録者数は117万2241人(男性57万1819人、女性60万422人)。このうち、宮古島市は4万5118人(男性2万2639人、女性2万2479人)、多良間村は856人(男性463人、女性393人)