国際定期便に期待
関係者がテープカット/下地島に香港から乗り入れ
下地島空港初の国際線定期便就航を祝うセレモニーが19日、定期便到着前に同空港ロビーで行われ、香港エクスプレスコマーシャルディレクターのジョナサン・ハット氏、下地敏彦市長、県観光文化スポーツ部の渡嘉敷道夫観光政策統括官、下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郎社長ら関係者がテープカットした。就航するのは香港エクスプレスの香港-下地島線で火、金、日曜日の週3便。同空港ではジェットスター・ジャパンの成田、関西線に続いて3路線目となる。
香港エクスプレスはアジアで27路線を運航する格安航空会社(LCC)で日本国内へは12路線、県内への乗り入れは石垣に次いで下地島が2路線目。今秋には那覇への乗り入れが決まってる。ハット氏は
「当社は香港から日本に乗り入れている最大のLCC。下地島路線が香港の利用者に最も好まれることを確信している。下地島空港はアジアで最も美しい空港。ドアを入ると利用者の休日がすでに始まっていることを感じさせる空港だ。下地島就航に支援をしてくれたすべての関係者に感謝したい」と話した。
下地市長は「宮古島は伊良部大橋の開通で観光産業が大きく進展している。入域観光客が昨年初めて100万人を突破した。10年後の200万人達成に向け取り組んでいる。香港路線を開設した香港エクスプレスに感謝したい」と述べた。香港からの利用者に対しては「宮古島産のマンゴー、野菜、カツオやマグロを味わってほしい」とアピールした。
渡嘉敷統括官は「初めての国際定期便で、今後の路線の拡大、観光客の増加が期待できる。県としては台湾、香港、韓国を経由してヨーロッパの国々に対する沖縄のブランディングに引き続き取り組んでいきたい」と話した。伴野社長は「開業して間もないが成田、関西、香港と3路線が開設できたことを喜びたい」と話した。