友利、太田さん最優秀/JA地区文化活動大会
農業テーマに体験談/「家の光」雑誌を積極活用
JAグループの家の光協会が出版する雑誌「ちゃぐりん」と「家の光」の記事活用体験を発表する第58回宮古地区文化活動大会(主催・JAおきなわ)が25日午後、JAおきなわ宮古地区本部で行われた。審査の結果、ちゃぐりんの部最優秀賞は平良第一小学校2年の友利虹心(にこ)さん、優秀賞は下地小学校3年の寄川唯菜さん、家の光の部はJA女性部下地支部の太田照美さんが最優秀賞に輝いた。3人は県大会に出場する。
ちゃぐりんの部には友利さん、寄川さんほか城辺小6年の長濱凛さん、西城小5年の高里優菜さん、伊良部島小・中4年の新垣果希(かの)さんの5人が参加して体験談を発表した。
それぞれちゃぐりんの記事を活用し、日々の勉強に役立てた体験を身ぶり手ぶりのジェスチャーを交えながら元気良く発表した。
最優秀賞を受賞した友利さんは、ちゃぐりんに掲載されるクッキングコーナーを取り上げ、アイスクリームやメロンパンづくりに挑戦した体験を発表。手作りの資料もふんだんに活用して分かりやすく伝えた。
この体験を通して、「私たちが毎日食べているお米や野菜、果物は、すべて農家がつくっている。私たちが好きな食べ物をいつでも好きなだけ食べられるのは農家の人たちが頑張っているおかげということが分かりました」とまとめ、農業の大切さをアピールした。
優秀賞に輝いた寄川さんも食べ物や飲み物をつくった体験を発表した。ハイビスカスジュースの作り方は画像を張り付けた手の込んだ資料で紹介した。ちゃぐりんで学んだオクラについてもクイズを出し、「これからもちゃぐりんを読んでたくさんのことに挑戦していきたいです」と話した。
そのほかの発表者も体験談を元気良く発表し、それぞれ優良賞を受賞した。
家の光の部最優秀賞の太田さんは、定年を機に農家となり、JA女性部にも加入して過ごす充実の毎日を余すことなく伝えた。
家の光は「母が購読していた家の光を50年余の時を経て私も読むようになりました」と語り、家庭園芸の記事に触れながら「これからの私の野菜づくりの教科書にしたい」とした。
最後に「私は、JA女性部に加入したことで家の光と出会い、すてきな仲間にも出会うことができた。これからも女性部活動に積極的に参加し、先輩たちの積み上げてきた経験と知識を受け継ぎ、自身が輝くよう努力したい」と決意した。
同部門に出たJA女性部城辺支部の平良奈美子さんの発表は優秀賞だった。
表彰後、友利さんは「発表は上手にできました。県大会も頑張ります」と笑顔で抱負。太田さんは「大会参加を通してJA活動をさらに頑張ろうと思った。県大会では緊張しないように原稿をしっかり覚えて臨みたい」と話していた。
ちゃぐりんの部の友利さんと寄川さんは8月24日に南風原町で開かれる県大会に出る。家の光の部の太田さんは、12月に沖縄市で開催される県大会に宮古地区代表として出場する。