宮古路上寝279件
上半期まとめ 1日に1件以上発生
宮古島警察署(上運天幸徳署長)はこのほど、2019年上半期(1月1日~6月30日)の路上寝取り扱い件数(暫定値)をまとめた。それによると発生件数は279件で前年比で17件減少したが、月平均では46・5件と1日1件以上の路上寝が発生している。人口比で見ても那覇署に次ぐワースト2で、依然として同署管内の路上寝発生件数が多い現状となっている。
発生件数を月別で見ると1月が件(前年同月比5件減)、2月が31件(同6件減)、3月が43件(同6件増)、4月が50件(同2件減)、5月が55件(同12件減)、6月が79件(同2件増)となっている。
路上寝込みは道路交通法違反になるだけでなく仮睡者狙いの窃盗や交通事故に遭う危険性がある。実際に2015年には路上で眠っていた男性が車にひかれて骨盤骨折などの重傷を負う事故も起きている。路上寝の背景には多量飲酒も多いことから同署や宮古島市など関係機関6団体が「美(か)ぎ酒飲(さきぬ)み運動」を展開し適性飲酒を呼び掛けているが依然として路上寝は多い状況だ。
同署では「路上寝は窃盗などの犯罪や交通事故に巻き込まれる可能性もあるので適正飲酒を心掛けてほしい。また、路上寝をしている人を見かけたら自分たちで起こすようなことはせずに通報してほしい」と呼び掛けた。