硬度低減化施設が復旧/市上下水道部
原因特定し、運転再開
26日早朝から機能停止となっていた水道水の硬度低減化施設が27日、全面復旧した。原因を特定し、26日午後6時30分ごろから一部運転を再開したという。長濱政治副市長が27日、市役所平良庁舎で会見を開き、「市民の皆さんには心配をお掛けした。硬度は今後、低下していく」と述べた。
影響地域は城辺地区を除く、市全域の2万4570世帯(4万9400人)。城辺地区は加治道浄水場があるため、影響を受けなかった。
障害が発生したのは26日午前4時ごろ。年1回の定期電気保守点検作業を行ったところ、制御盤にエラーが発生した。
同日中にはメーカーから技術者が来島し、復旧に向けた作業を実施。電源モジュールに原因があることを特定した。
他の水源地の部品を代用して、午後6時30分ごろから3台中2台の処理施設が稼働した。翌27日には残り1台の部品が届き、午後4時には3台が稼働する状況に回復した。
水の硬度は26日午後9時には原水と同じ250ミリグラム/リットルになったが、27日午前9時には200ミリグラム/リットルまで下がった。全面復旧直後の午後4時には180ミリグラム/リットルとなったという。
硬度が高くなる影響としては、口当たりが変わることや洗濯の際には泡立ちが悪くなるという。
会見には上下水道部の兼島方昭部長、松原直樹次長兼課長が同席した。