「行動律し信頼回復を」/宮國教育長
職員懲戒処分で訓示
市教育委員会(宮國博教育長)の生涯学習部職員が懲戒処分となったことを受け、宮國教育長が2日、全職員を対象に訓示を行った。宮國教育長は「市民の教育に対するイメージを絶えず頭に入れておけば、自分の行動を律することができる。一日も早い信頼回復を得られるように努力しよう」と述べた。
職員らは、業務終了後の午後5時20分に市役所城辺庁舎2階の研修室に集まった。この日は出先機関でも同様に訓示を行った。
宮國教育長は「市民からの教育に対する高い期待を、皆さんは感じていたはず。それを裏切ってしまった。これまで以上に努力を重ね、市民からの不信感や批判を払拭(ふっしょく)しなければならない」と求めた。
スポーツや文化の両面で、児童・生徒たちが好成績を残していることを紹介し、「このようなことに水を差す行為だ」と強調し、「教育委員会は子供たちの手本にならなければならない」と語った。
懲戒処分を受けたのは40代男性職員。元妻への暴行などの容疑で5月に大阪豊中警察署に逮捕され、略式起訴されていた。懲戒分限委員会の結論を受けて行われた臨時委員会で、停職1年とする処分を決定した。