車登録台数1万4700台/宮古地区19年度
前年度比べ1000台増/好景気要因 軽自も3万台へ
相次ぐ大型公共工事や入域観光客の大幅な増加に加えリゾートホテルの建設ラッシュなど、全国ニュースでも取り上げられている宮古島の好景気。それに伴って自動車登録台数も近年、増え続けている。特に2016年度からは急激なペースで増え続け、2019年度は1万4698台となり、前年度に比べ1078台増加した。軽自動車(四輪のみ)の登録台数も右肩上がりで上昇。18年度は2万9073台となっており19年度は3万台に達する勢いだ。
県宮古事務所によると、宮古島管内の自動車税の定期課税件数(登録台数)を過去10年で見ると、10~12年度までは減少し続けていたが13年度から増加に転じ始める。
13年度は25台増、14年度は52台、15年度は53台と増え続け、16年度は一気に増えて411台増となった。
その後も対前年度比で年間約200台ペースで増え続け、17年度は646台、18年度は845台となり、19年度は1000台を超えて1078台増となった。
同事務所では「宮古島の好景気が後押ししているほか、入域観光客数も増加し続けていることからレンタカー需要が大幅に増えていることも要因の一つと考えられる」と話した。
また、市税務課がまとめた軽自動車の課税状況でも、その登録台数は上昇し続けている。
09年(4月1日現在)の23000台から毎年伸び続けて、18年(同)は2万9073台と10年間で約6000台増加し、19年には3万台を超える可能性も高まっているという。
今後について、同課は「現在の堅調さを維持すれば今後も増える可能性もあるが、同じペースで増え続けるかについては分からない」と述べた。