最優秀賞に下地さん
婦人の主張地区大会
4人が女性視点で発表
第52回婦人の主張宮古地区大会(主催・宮古地区婦人連合会)が4日、下地農村環境改善センターで行われた。4人の弁士が高齢化社会や自己啓発などについて発表した。審査の結果、婦人会の活動を通して地域とのつながりの大切さや行動する勇気を学んだと訴えた下地菊江さん(鏡原婦人会)が最優秀賞に輝いた。下地さんと優秀賞に選ばれた砂川美紀子さん(砂川婦人会)は9月19日に那覇市で開催される中央大会に宮古地区代表として出場する。
下地さんは「支え合う 学び合う婦人活動」という演題で発表した。活動の予算作りを空き缶収集から始め、それを見ていた自治会が支援の手を差し延べ、さらに青年会や老人クラブとの関係が深まったことを紹介した。
また、県や九州、全国の婦人大会などに参加し、古着を再利用した小物や雑巾などの製品を販売して婦人会の予算に当てている会員と出会い、活動資金を工夫して捻出して頑張っていることを知る経験ができたことを語った。
その上で「支え合い学び合って魅力ある婦人会づくり、豊かな地域づくりに尽くしていきたい」と締めくくった。
優秀賞は演題「子供と共に学ぶ地域活動」を発表した砂川さん。「(婦人会の)婦人たちはベテラン母ちゃんの集まりなので子育てを学べ、安心できる場所だと分かった。家族の協力を得ながら子供たちと共に楽しみながら活動していきたい」と話した。
優良賞には演題「自分らしく活きる」の木場恵美子さん(東婦人会)、「高齢化社会を豊かに」の谷口妙織さん(上野婦人会)がそれぞれ選ばれた。
大会では沖縄本島で開かれた「JA女性部・組織活動体験発表&フレッシュミズの主張発表大会」で最優秀賞に輝いた元JA女性部長の上地洋美さんからの報告も行われた。