パイロット訓練実施へ/キャセイパシフィック航空
下地島空港できょうから
香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は下地島空港できょう7日午前、ボーイング777-300型機(トリプルセブン)でパイロット訓練を実施する。同社が日本で実機を使って訓練を展開するは初めてとなる。同社運航管理部門ジェネラルマネジャーのマーク・ホエイ機長らが6日、市役所平良庁舎を訪ね、下地敏彦市長に報告した。下地市長は「訓練はありがたい」と歓迎した。
777-300型機は、全長73・9メートル、全幅60・9メートル。座席数398席。7日に香港から飛来し、訓練生7人が交代で離着陸訓練(タッチアンドゴー)を行う。訓練時間は2時間ほど。訓練後、給油を行わないで香港へ帰る。
この飛行機は長距離路線機材とされ、日本では日本航空や全日空が運航させている。キャセイパシフィック航空は、日本向けに直行便8路線で就航している。
ホエイ機長は「下地島空港は(長さ3000メートルの滑走路のために)大型機の離着陸訓練に適している。香港にあるキャセイドラゴン航空も下地島空港での訓練を検討したい考えがあるようだ。将来はフライアンドクルーズができれば」と期待を込めた。
キャセイパシフィック航空の運航管理者の陳佐治さん、下地島エアポートマネジメントの伴野賢太郞社長と望月浩嗣航空営業部長らが同席した。
下地市長は、フライアンドクルーズの実現に期待を寄せた。
ホエイ機長は下地市長に777-300型機のミニチュア模型を贈呈し喜ばせた。