店舗の屋根めくれる/市内ショッピングセンター
重機で押さえ飛来防止
台風9号が猛威を振るった8日、市内にある大型ショッピングセンターの一部店舗の屋根がめくれ上がり、その一部が店舗後方にある宮古島徳洲会病院の駐車場に覆いかぶさり、駐車していた車両に被害が出た。
市消防本部によると、同日午後7時ごろに通報があり、現場に駆け付けると店舗の屋根がめくれ上がり、強風にあおられて危険な状況だったという。
消防署員が応急処置としてロープで屋根の一部を固定するも強風で切れてしまった。
市の防災危機管理課から要請を受けた千代田開発の職員3人も午後9時すぎに現場に駆け付け、現状を確認。消防によるロープやワイヤでの固定では厳しいとの判断で、同社の重機でめくれた屋根を押さえ付けることとなった。
病院には多くの患者が入院しており、二次被害も懸念されたことから、現場に同社のショベルカー2台を持ち込み、めくれ上がった屋根をショベルで押さえ付けて午後10時ごろには応急処置を完了したという。
病院駐車場に止めてあった車両の一部は、強風にあおられた屋根がぶつかって、窓ガラスが破損するなどの被害が出た。