大規模地震と津波想定/第2回地元会議
関係機関、住民ら2000人参加へ
来月1日に県総合防災訓練
9月1日に行われる2019年度県総合防災訓練の第2回地元会議が日、平良港ターミナルビルで行われ、当日の訓練内容が参加機関に説明された。大規模地震と津波発生を想定し、行政や医療機関、地域住民ら100以上の団体から2000人が参加、平良港トゥリバー地区をメイン会場にして実施される。
市防災危機管理課の友利幸正課長は「100以上の機関が参加する大規模な訓練。万が一災害が発生した時でも、多くの機関が連携して取り組んでいることを市民に知ってもらい、市民に安心感を与えられるようにPRしていきたい」と話した。
訓練は県、市町村の地域防災計画に基づき、大規模地震と津波発生を想定し、災害発生時の連携や対応状況を検証しながら、市民の防災意識の高揚を図る。県、市町村、警察、消防、自衛隊、医療機関、協定を締結するライフライン関係団体、地元自治会など100以上の団体が参加する。
内容は▽初期対応▽救出・救助▽救急医療▽交通対策、ライフライン復旧▽被災者支援-。具体的には避難広報、航空偵察、先遣隊調査、応援部隊の集結・進出、多数傷病者の発生を想定した車両事故からの救出、津波漂流者のつり上げ救助、応急救護所の開設、負傷者の搬送、被災車両の撤去、交通規制、水・燃料・ガス等救援物資の支援、ヘリによる被災者の搬送などを訓練する。
地元会議では県知事公室防災危機管理課の金城敦主査が訓練の全体計画を説明した。会議には関係団体から約60人が参加し、説明を聞いた。