産業・経済
2011年1月1日(土)9:04
農水産業に活力
特産品の販路拡大
宮古島の農水産業に明るい展望が見え始めている。特産の熱帯果実のエース、マンゴーは全国から注文があり、果汁たっぷりの高品質は人気が高い。上野でマンゴー栽培に情熱を傾ける兼島弘実さんは「2年前から東京の一流デパートに完熟マンゴーを出荷。今後もブランド確立に向け、本土市場の販路拡大を図りたい」と語り、産地直送の戦略を練る。一方、水産業では、宮古島有限責任事業組合(宮古島LLP)の活動が本格化する。地元で取れた養殖モズクを「半生モズク」と「グリーンモズク」に加工し、本土へ出荷する。静岡県を中心に大阪府、北海道への流通ネットに乗せて販路拡大を展開する。