離島の課題を国政に/高良参院議員
行政視察終え感想報告
行政視察のため宮古に来島していた高良鉄美参院議員は21日、全日程を終えた。同日、宮古空港で会見し、宮古島市や多良間村の現状や課題などを視察で確認したことを報告。解決に向けて国政の場で取り組む決意を示したほか、宮古島への陸自配備については「住民の合意がない基地建設は近隣住民の平和的生存権を脅かす。非常に不合理だ」と話した。
会見には高良氏のほか、伊波洋一参院議員、亀濱玲子県議も同席した。
高良氏が行政視察を行うのは当選後初。宮古圏域を選んだことについて「選挙戦の間に宮古島へは来島したが、伊良部島や来間島、多良間島に足を運べなかったことが心残りだった」と話し、今回の視察で「離島での教育、医療、介護、輸送コストなどさまざまな課題が分かった。解決に向けて、国政の場でしっかりと訴えていきたい」と話した。
先島への陸自配備と現在進められている基地建設、予定されている城辺保良への弾薬庫建設については「基地建設の強行は辺野古もある。議論した上で住民の合意を取るべき。弾薬庫ができれば住民にとって恐怖と不安しかない。平和的生存権を脅かすものだ」との見解を示した。