子どもが遊ぶ空間創出/大手企業協賛しパーク設営
下地与那覇の前浜ビーチ近くに、子どもが伸びやかに遊べる空間が創出されている。「レベルアップパーク」と名付けられた施設は企業が主導・支援して設営されたもの。子ども用バギーの利用や読書を楽しむことができる。管理主体でオーシャンズリゾートの大見謝武彦総支配人と事業運営会社のSWITCHの松澤寛之社長が23日午後、市役所城辺庁舎に宮國博教育長を訪ね、事業概要を説明して支援と協力を求めた。
レベルアップパークは3年計画の「宮古島こども支援プロジェクト」。企業が主導・支援する社会貢献事業で、事業理念に賛同する島外5社が支援、協賛、協力して実施されている。
平日午後の時間帯に開くパークには、五つのトレーラーハウスが並び、子どもたちはこの場所で本を読んだり、人形で遊んだりすることができる。スポーツ用品メーカーのミカサが提供するボールを自由に使えるほか、パズルもある。メインの協賛企業ビタブリットの栄養ドリンク「レベルアップ」は毎日飲むことができるという。施設内ではバギー利用のみ有料。
宮國教育長を表敬訪問した松澤社長は「無料で何回でも利用できる。宮古の子どもたちの支援のみを目的にしている」と紹介。「栄養ドリンクは毎日飲むことができるので、一人でも多くの子どもたちに毎日飲みに来てほしい。近い将来は宮古島の子どもたちが一番元気で健康という絵を描いている」と話した。
これに宮國教育長は「大変志の高い良い取り組みだと思う。子どもが心をほぐせる居場所はとても重要なことなのでこういう場所ができるということはありがたい」と感謝を込めた。
レベルアップパークに関する問い合わせは、松澤社長(電話090・3141・3711)まで。