新商品の可能性探る/池間中生徒
総合学習 島の素材活用
総合的な学習の時間の一環で、池間小中学校(与那覇淳校長)は24日、「島に仕事をつくる~シマの素材を使った商品開発の実践~」をテーマに商品開発企画会議・発表を行った。5班がそれぞれ野草などを材料にした新商品名、新商品の実現可能性、社会的な意味などを堂々と発表した。参加した生徒13人は、今回の取り組みで大きな自信と意欲を身に付けた。
この学習には、企画・コーディネートを行うヤラブの木(三輪智子代表)のほかに、海洋教育基盤研究プロジェクト研究(研究代表者・小玉重夫東京大学大学院教授)の関係者、東大附属中学校出身者らが全面的に協力した。
最後に発表した5班は「商品名は『いけタピ』。作り方はミルクと島バナナを混ぜてシェイクを作り、その中にタピオカを入れる商品」と紹介した。
実現可能性については「生産量は観光客の客数に合わせて作り、足りない場合は700本限定で販売する」と提案した。
社会的な意味については「国産のタピオカ粉を使って、タピオカを手作りしているタピオカ店は日本初になるのでは。タピオカ作り体験などのツアーもできるから島の魅力となる。新しい仕事ができる」と結んだ。
各班の発表後は、参加者から大きな拍手が送られた。