10月から幼保無償化
市児童家庭課
送迎費、給食費は対象外
10月1日から幼稚園、保育所(園)、認定こども園などに通う3歳から5歳までの子どもたちの利用料が無償化されることに当たり、市児童家庭課では保育施設の関係者らを対象にこれまで2回の説明会などを開催し、円滑にスタートができるよう準備を進めている。
幼児教育・保育の無償化は子育て世帯を応援し、社会保障を全世代型へ抜本的に変えるために進められており、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や少子化対策の観点などから取り組むもの。
無償化の対象は幼稚園、保育所(園)、認定こども園などを利用する3歳から5歳の全ての子どもで、幼稚園については3歳になった日から、保育所(園)については3歳児クラス(3歳になった後の最初の4月以降)から無償化される。認可外保育所(園)については最大で3万7000円までの利用料を無償化する。
一方、実費として徴収される通園送迎費や給食費(おかず・おやつ等の副食費)、行事費などは対象外となっている。
0歳から2歳児の子どもたちの利用料無償化については住民税非課税世帯が対象となっている。同課によると0歳~2歳児は2019年4月1日現在で1620人となっており、約2割が非課税世帯の対象と見込んでいる。
3~5歳児は1830人で内訳は3歳児640人、4歳児602人、5歳児588人。市内の幼稚園、保育所(園)などに通っている対象児童の保護者へは無償化の案内のみ通知。それ以外の保育施設(認可外保育所、ファミリーサポートセンター事業)の利用者へはすでに申請の案内を発送済だという。
同課の久貝順一課長は「今後も周知を図っていきたい。円滑にスタートできるよう調整を図っていく」と話した。