台風接近で空港混雑/宮古発着きょう全便欠航
台風13号の接近の影響を受け、宮古空港は4日、多くの利用客で混雑した。午前の便は運航したが、午後の便から欠航が相次いだ。空港カウンターは予約の変更や空席待ちの手続きをする利用客で長蛇の列ができた。5日の宮古発着便は全便欠航となっている。
4日は日本トランスオーシャン航空(JTA)と琉球エアーコミューター(RAC)の19便で計1429人、全日空(ANA)は4便で計1100人、ジェットスターは2便で計313人が足止めされた。
5日は各社とも全便欠航を決めている。JTAが18便で計1961人、RACが10便で計355人、ANAは石垣便を含めた42便で4800人、ジェットスターは2便で計312人に影響が出る。
埼玉県から観光で訪れていた松木雄三さん(74)・美華さん(62)夫婦は「夜の東京直行便で帰る予定が欠航になったので、昼の便に変えて那覇経由で帰ろうと思ったがその便も欠航になってしまった」と話した。
延泊の手続きはすでに終えて、キャンセル待ちやチケット変更の列に並びながら松木さん夫婦は「滞在期間は天気にも恵まれて素晴らしい宮古を満喫できて本当に楽しかった。まさか、こんなことになるとは思っていなかったが、宮古島の台風も経験したことないのでホテルでゆっくり過ごして飛行機が飛ぶのを待ちたい」と笑顔になった。