過去最高の7000人超/市博物館昆虫展
市民、観光客に人気博す
7月19日~9月1日まで市総合博物館で開催された第35回企画展「みや昆-昆虫大集合-」の来館者数が同館の企画展としては初めて7000人台を突破し、7187人を記録した。平良恵栄館長は「これからも博物館が市民、観光客にとって身近な存在となるよう運営していきたい。今回の企画展では、琉球大学博物館や宜野湾市立博物館、久米島博物館など多くの関係機関に協力してもらった。本当に感謝している」と述べた。
今回の企画展は、45日間でこれまでの企画展では最高だった2016年の「宮古の危険生物」の3605人の約倍の数が来館したという。
同館では「以前にも昆虫展はあったが、宮古の昆虫だけだった。今回は世界の昆虫を展示し、さらに昆虫とのふれあいタイムも設定したことで喜ばれた。期間中は市民だけでなく、観光客の親子も多かった。さらにリピーターも多かったことも来館者数が大きく伸びた要因だと思う」と話した。
同企画展は、259種類557点の標本や生きた昆虫と写真や資料を合わせた計570点が展示されていた。
展示内容としては、宝石のような世界の昆虫が種点、ちょっと変わった世界の昆虫が11種20点、世界の化石昆虫が6点、琥珀(こはく)に閉じこめられた昆虫が7点などとなっていた。
「昆虫ふれあいタイム」では、ヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタなど子供たちに人気の昆虫を触ることができたことから、期間中は連日人気を博した。
同館の今後の予定としては、博物館30周年記念展「収蔵資料30選展(仮称)」を11月1日~12月22日まで実施する予定となっている。