来月25日から市文化祭/中学展示の部も同時開催
第14回宮古島市民総合文化祭(主催・市、市教育委員会、市文化協会)展示部門が10月25日から3日間、JTAドーム宮古島で行われる。今年も地区中学校総合文化祭展示の部を同時に開く。主催団体の代表らが日、市未来創造センターで告知会見を開き、多くの市民の来場を呼び掛けた。
市民総合文化祭の児童生徒、一般の両部門と中学校総合文化祭を同時に開催するのは昨年に続き2回目。一般市民には子どもたちの感性に触れて表現の原点に立ち返ってもらい、児童生徒には島内文化活動の芸術性の高い作品に接する機会を提供する。
テーマは「創造する市民の文化」。児童生徒の部は▽書道▽美術▽文芸▽自由研究▽工作-。一般は▽書道▽美術▽文芸▽華道▽茶道▽生活文化▽写真▽盆栽▽園芸▽織物▽方言▽工芸-など。中学文化祭では各教科における生徒たちの文化活動作品を展示する。
親子参加で楽しめるようワークショップも充実させる。盆栽技術講習や生け花教室を開く。アダンの葉を使った小物作りをはじめヤラブの実のオイルでのバーム作り、月桃の実でのリース作りを体験できる。
ドームステージでは書道パフォーマンスや方言紙芝居が行われる。獅子舞やクイチャー、エイサー、子どもシアターも予定する。
飲食コーナーはドーム前の広場に設ける。弁当のほかジューシーおにぎりやあずき餅、さたぱんびんを用意。マンゴーやタピオカドリンクも販売する。
関連行事も盛りだくさんの内容だ。10月19、20両日には「宮古島オープンアトリエⅢ」をプレイベントとして実施。場所は宮古木工芸や一葉式いけ花教室、リトルボヌールなど。11月3日には史跡巡りを行う。
音楽祭は10月13日、芸能祭は12月22日、芸術劇場は来年1月19日に開く。
告知会見で下地敏彦市長は、一般の部、児童生徒の部、中学文化祭の三つを同時に開催することによって来場者が増えている成果を挙げて、「今年も多くの団体の協力を得ながら充実させたい」と話した。
宮國博教育長は「多くの市民が足を運び、子どもたちの作品を見てほしい」と期待。文化協会の大城裕子会長は「五感で楽しめる内容になる」と話し、芸術の秋の堪能を呼び掛けた。